NEW CLUB Pretty WOMANプリティーウーマン
好きな人のタイプが◯◯◯だった話
2023年1月7日5:26
中学の時
共働きの家庭で
育った私の週末の
お昼は
テーブルに
置いてあるお金だった
お弁当に
冷凍食品は
絶対入れない
そんな手料理に
恵まれた環境
だったが
忙しい夜や
作れない日は
子供だけで
買い出しに
行っていた
全然苦じゃなかった
むしろ私達には
チャンスだった
友達が買い食い
してたファミチキや
冷凍食品を
興味津々で
食べてみた
かったわけで
普段は
着色料たっぷりの
紫色した外国の
ガムとか
流行ってたけど
買ってもらえないから
↑
(今思えば私も
あんな体に悪い
添加物の塊は
子供が出来たら
食べさせないだろう)
ひそかな
楽しみであった
ある日
マンションの下に
CoCo壱が出来た
寒い冬は
近くのファミマに
行くのも億劫だった
1番近い
CoCo壱にしようと
買い出しに行った時
私は
運命の出会いを
果たした
バイトの
お兄ちゃんに
一目惚れした朝比奈
今でも顔を覚えてる
本当に
かっこよかったの!
それからは
ファミマに行かず
CoCo壱に
よく顔を見がてら
通ってたんだけど
↑
このおかげで
カレーライスは
一生分食べた🙌
ある日
バイトのお兄ちゃんは
居なくなったの
辞めたのかあって
思って散った
恋心だったのだが
まさかの
卒業式の日に
再開する事になった
え!
まさか私に
会いに来てくれたの?
やばすぎる!
なんて
少女漫画の
お決まりな展開は
現実には
やってこない
まさかの
同い年の
めっちゃ嫌いな子の
お姉ちゃんの
彼氏として
登場したのだった
いやそっちかーい‼︎
好きになった人が
自分の嫌いなタイプ
を好きなパターン
朝比奈よくある
カレーにソース
かけるのが
好きな人に
醤油の良さを熱く
語るくらい
合わないものは
合わないから
わー
センスないなこの人
って思うようにしてる
そうじゃなきゃ
きっと
未練がましく
思っちゃい
そうだからだ
女の意地みたいなもの
せめて散る時くらい
強気で
いかせて頂きたい
なんでなの?
って
惨めったらしく
なるなんて
絶対嫌🙌
あー、
私なんて
見る目なかったのよ
次!次!
男の数も
女の数も
ごまんといて
どっちにだって
換えが効くのだ
私を選ばないなんて
センス
なかったんだなって
それくらい横で
強気でいさせて
くれる男性に
早く巡り合いたい
ものである
私が
悪かったのかなあ
なんて思うのは絶対
ナンセンス!
肌に悪いから
今すぐやめて笑
朝比奈
りえ(31)
(G)